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開業前に要チェック!クリニックを成功に導く備品リストと選定時の注意事項
(最終更新日:2024.04.19)
クリニックの開業には準備することが多く、どこから手をつければよいのか悩む医師や経営者も多いのではないでしょうか?
特に、開業時までに揃えておかなければならない備品は大型機器から消耗品まで幅広く、準備にかかる時間もさまざまです。
この記事では、クリニックの開業に必要なものをリスト形式で紹介し、準備にかかる期間や、備品選びの注意事項とポイントについてもあわせて解説します。
クリニック開業を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
ナテックではクリニック開業時に揃えておきたい「医療用精算機」や診察券発行機・カードリーダーライターなどクリニック運営をより効率化に導く「ソリューション提案」を行っております。
クリニックの開業を検討されている方はぜひ一度お気軽にご相談ください。
クリニック開業までの全体像
まずはクリニック開業までの大まかな流れを整理していきましょう。
クリニック開業までには事業計画の策定、資金調達、物件選び、医師会への挨拶や採用準備、備品手配など非常に多くの準備項目があり、どれも時間を要するものばかりです。
そのため開業準備は余裕をもって2年(24か月)ほど前から開始するのがおすすめです。
ここでは、開業までの期間にあわせて具体的な準備内容についてご説明します。
クリニック開業:24か月前~19か月前
クリニックの開業時期を定めたら、はじめに「事業計画」を策定しましょう。具体的には下記のような内容が挙げられます。
- 経営理念:クリニック全体の基本的な方針や目的、価値観や使命を表現した概念
- 診療コンセプト:経営理念を達成するための具体的な提供サービスの内容、特色、診療内容
経営理念は、クリニック経営を行う上で実現したいことを表現したもので、基本方針や目標、価値観などが含まれます。一方で診療コンセプトは経営理念を達成するためにどのような医療を提供するのか明確化したもので、診療内容や治療方針、専門領域、クリニックの強みなどが含まれます。
診療コンセプトを決めるにあたっては自院の強みを見出すために、地域ごとの医療機関の配置状況や医療サービスの提供状況などを調査する「診療圏調査」の実施が必要です。
事業計画はクリニックを開業する場所や規模、必要な備品の手配や開業手続きなどのあらゆる準備項目に影響します。
クリニックの開業準備中は迷いや悩みに直面することも多くあるでしょう。事業計画は困ったときの指針としての役割を担うこともあるため、なるべく詳細に策定しましょう。
クリニック開業:18か月前~7か月前
事業計画が決まったら、18か月程度前から資金調達と物件選びを行います。
資金調達は銀行から融資を受けることが一般的です。融資の条件は銀行によって大きく異なるため複数の銀行に相談することを推奨します。
また、投資家や経営パートナーを獲得することで資金を調達する方法もあります。どのような方法にしても、面談やプレゼンテーションを行う機会があるため、前もって損益計算書や収支予算表などの資料を作成しておきましょう。
物件探しを行う際は事業計画の中で実施した診療圏調査から、その土地の人口や競合医院数など、立地と発展性を総合的に判断し、クリニックの診療コンセプトと客層が合致しているかを検討しながら選ぶのが大切です。
一般的に戸建て物件で開業する場合は内装工事を行うケースも多いため、物件選びは開業の18か月前頃からはじめるのがよいでしょう。テナントの場合には開業の12か月前頃からはじめる場合が多いようです。
大型医療機器を配置するなどの理由で内装を大きく変更する場合は、のちに開業届を保健所に提出する際に立ち入り検査を行う場合があります。事前に保健所や消防署へ相談しながら工事を進めるようにしておくと安心です。
クリニック開業:6か月~3か月前
開業の6か月前頃から、下記のような開業準備を順次進めていきましょう。
- 医師会への挨拶
- ホームぺージの作成や集客施策の実施
- 職員の採用活動
- 必要備品の手配 など
医師会への加入は必須ではありませんが、加入をすることで最新の医療情報を入手しやすくなったり、同じ専門分野の医師たちと交流ができたりするメリットがあります。
加入する地域により支援内容は異なりますが、開業の物件選び、資金調達、法的手続きなど開業準備の支援をしてくれる場合もあります。加入するか否かに関係なく、事務局に開業の挨拶をしておくとよいかもしれません。
採用活動に関しても余裕をもって、このタイミングでスタートさせましょう。医療業界では慢性的な人手不足が続いている背景もあり、採用に時間がかかる可能性が高いです。ホームページだけでなく求人誌や折込チラシ、転職サイト、紹介会社などの複数媒体を併用していくことを検討するとよいかもしれません。
また、働く環境や給与はスタッフにとって重要な要素です。スタッフが安心して働けるよう、就業規則や福利厚生など労働環境に関わる項目は予め作成しておくと、その後の離職防止にも役立ちます。
クリニックの人手不足と解決策については別の記事でも紹介していますので、ぜひご覧ください。
▼関連記事:クリニックの人手不足は労働環境で変わる!改善のためにできること
クリニック開業:3か月~直前
開業の3か月前から直前までに行う準備には以下のような項目があります。
- 開業申請などの行政手続き
- 手配していた医療機器、備品の搬入
- 職員研修
- 開業前の最終チェック
この段階で特に重要となるのは開業届などの行政手続きです。
「診療所開設届」や「保険医療機関指定申請」などクリニックを開業するためには、手続きが必要です。どのような手続きが必要になるかは開業するクリニックの規模やサービス内容によっても大きく異なるため、事前に保健所や厚生局に確認するようにしましょう。手続きには約1か月程度かかるものもあります。なるべく余裕のあるスケジュールで進めていくのがおすすめです。
また、開業申請などと並行して職員研修もしっかりと時間をかけて行いましょう。
仕事の流れや勤務シフトの相談方法、欠勤時の対応といった事務的な内容だけではなく、患者様への対応方法なども細かく確認し、職員同士で共通認識をもっておくことが大切です。働くスタッフの印象はクリニックの評判にも繋がる大切な要素です。初診と再診、急患など、さまざまな場面を想定してロールプレイング形式で対応を確認しておくと、実際の運用にも役立ちます。
クリニック開業時の備品選びは6か月前が鍵!
クリニックの開業準備において、見落としが多くなりがちなのが備品の準備です。
開業直前に慌てずに済むよう、開業の6か月前頃から必要な備品をリストアップして準備しましょう。
必要な備品は業務に必要なものから揃えがちですが、なるべく患者様にとって必要なものから先に揃えるようにするのがおすすめです。患者様の視点に立ち、クリニックに到着するところからクリニックを出るところまで順を追っていくことで、抜け漏れなく必要なものを知ることができます。
また、消毒液やソープディスペンサーなどの衛生用品のほか、スリッパと靴箱など、患者様が直接触れる備品は実際に試してみて、快適で使いやすいものを選びましょう。
大型医療機器やセミセルフレジ、自動精算機などの会計システムは、製品ごとに特長があるため使い勝手も異なります。6か月前の早い時期から余裕をもって試用と選定を繰り返すことで、クリニックにとって最適な備品を選定できるでしょう。
クリニック開業に欠かせない4つの備品カテゴリ
クリニックにおける消耗品と備品の違いとは?
多くの人が混同して考えている「消耗品」と「備品」の定義。この2つの言葉の違いは、主に税務上の取り扱いにあらわれます。
消耗品は「金額が10万円未満、あるいは使用可能期間が1年未満のもの」と定められているのに対し、備品は「金額が10万円以上で使用可能期間が1年以上のもの」が定義です。
事務用品や車のガソリン、掃除用品など、使用する過程で状態が変化し本来の役割を果たせなくなる物品が消耗品とされ、それ以外のものは備品として判断されます。
しかし開業準備のために備品を揃える段階では、これらの違いを常に意識して準備を進めるケースは少ないはずです。そのため、この記事では「必要なもの=備品」として、消耗品、備品、設備などクリニックに必要なものを全て含めてご紹介していきます。
必要な備品を抜け漏れなく揃えるためには、クリニックに欠かせない4つの備品カテゴリを把握することが重要です。ここでは、それぞれのカテゴリについてご紹介していきます。
1. 医療機器・医療設備
医療機器・医療設備とは、治療や診断に使う道具全般のことで、ハサミやメスなどの小物から人工呼吸器などの中型機器、さらにX線CTやMRIなどの大型診断機器までを含めた、医療で使用するものの総称です。
準備を進める際、メスなどの小物製品や小型機器は比較的早く調達できますが、中型機器や大型機器は製品によって特徴や機能も異なるため選定に時間がかかります。また、製品が決まっても納入に数か月を要することも稀ではありません。
そのため、選定と納入に時間を要する医療機器、医療設備については備品の中でも優先して早めに準備を行いましょう。
2. 家具・家電
家具については物件が確定し、スペースが明らかになった時点で配置を意識し、使い勝手のよいものを選定するようにしましょう。
クリニックで使用される家具や家電には、待合室のソファやマガジンラック、受付の会計機器、バックヤードやオフィススペースのデスクや椅子も含まれます。
こうした医療機器以外の家具、家電も選定や納入までに時間がかかるケースが多いため、早めの動き出しがおすすめです。
3. 大型事務用品
近年クリニックでもDX化(※1)が急速に進んでおり、電子カルテの利用や、会計時に使用する自動精算機、セミセルフレジなどの導入が増加傾向にあります。
このような機器は職員の負担を軽減する一方で、機能が多岐にわたることから自院に合うものを選定するまでに時間がかかる場合が多いようです。こちらも医療機器や家具・家電と同様に開業の6か月前くらいから積極的な情報収集と選定を行いましょう。
※1:DX:デジタルトランスフォーメーションの略で、IT技術を利用してアナログな作業をデジタル化し業務効率の向上やコスト削減などを実現すること
近年、感染症の影響もあり小規模クリニックでのセミセルフレジ導入が増加しています。
セミセルフレジの導入メリットについてはこちらの記事でも紹介していますので、ぜひご覧ください。
▼事例記事:セミセルフレジを検討中のクリニック・調剤薬局が確認するべきこと5選
またナテックではクリニック専用のセミセルフレジと自動精算機を販売しています。自院にあった会計システムがわからない場合には、ぜひご相談ください。
4. 小型事務用品や医療衛生材料などの消耗品
小型事務用品とは、クリアファイルや紙カルテ、診察券などの事務用品を指し、医療衛生材料とはガーゼや包帯、消毒液や看護服、白衣などを指します。
こうした小物事務用品や消耗品は比較的早く納入できるものの、使用頻度が多く、常に消費する物品でもあります。運営ペースを鑑みたうえで、ストック分まで予め準備しておくとよいでしょう。またクリニックでは運用に合わせた診察券発行システムの導入も重要です。どのような診察券にするのか、カルテとの連携が必要か検討するようにしましょう。ナテックではクリニック運営に合わせた診察券発行ソフトとカードリーダーライターを販売しています。
部屋別!クリニック開業に必要な備品リスト一覧
クリニックに必要な備品は、それぞれの部屋ごとで考えると抜け漏れなく揃えやすくなります。
ここではクリニックの開業において一般的に必要な備品リストを、部屋別に一覧でご紹介していきます。チェックボックス付きとなっていますので、最終チェックにも活用してみてください。
玄関・受付・待合室に必要な備品リスト
玄関 |
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待合室 |
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受付 |
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受付 |
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※電子カルテの導入がないクリニックの場合には、カルテファイルやカルテフォルダなどの患者様の情報を管理する備品も、受付カウンター内の備品として準備が必要なケースが多いです。
診察室・診察時に必要な備品リスト
診察室 |
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診察時 |
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事務室・スタッフルーム・バックヤード(備品庫)に必要な備品リスト
事務室 |
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スタッフルーム |
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バックヤード |
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※上記はあくまでも一般的に必要となる備品のリストです。予めご了承ください。
必要な備品についてはクリニックの診療分野や対応する範囲によって異なります。またクリニックの診療コンセプト次第で、規模や必要数も変化します。
開業するクリニックの診療コンセプトや方針にあわせて、上記リストを増やしたり減らしたりしてご自身のクリニックにあった事前準備リストを作成してみてください。
クリニック開業時の備品選びのポイントと注意事項
前項では、クリニックにおける一般的な備品リストを紹介しました。
しかし実際の備品選定では、クリニックの診療科目や運営方針、規模にあわせて必要な備品が変わってくるため、自院にあった備品の選定が必要です。
ここでは実際の備品選定時に役立つ、備品選びのポイントと注意事項について解説します。
1. 備品を選ぶ前にクリニックの診療コンセプトを決める
クリニックの診療コンセプトや経営イメージ次第で、必要な家具や備品は異なります。
ファミリー層を意識しているなら子どもが待ち時間に遊べたり、心理的にリラックスできたりするような待合室の備品を用意しておく必要があります。
競合が少ない地域でクリニックを経営するなら待合室の混雑が予想されるため、待合スペースは大きめに確保して、ソファなどの家具や娯楽備品もそれに応じて多く用意する方がよいかもしれません。
また、色覚効果を意識した備品選定の観点では高級感を意識するのか、親しみやすさを意識するのか次第で購入する家具の色合いが決まることもあるでしょう。
このように選ぶ備品はクリニックそれぞれの診療コンセプトや経営イメージで大きく変わります。
備品を購入するタイミングになって診療コンセプトを深掘りするとなると時間がかなりかかってしまいます。診療コンセプトは事業計画を策定する段階でなるべく詳細に定めておくと、その後の備品選定をスムーズに進めることができるでしょう。
2. 診察内容を意識して備品を選ぶ
クリニックで揃える備品は、クリニックがどのような診察をするのかでも大きく異なります。
例えば、整形外科なら骨折や関節症を患った患者様のために、松葉づえや車椅子の準備が必要です。一方で、美容系のクリニックなら、施術前のメイク落とし用に洗面台を多く並べておいた方がよいでしょう。
小児科では子どもが待ち時間にリラックスできるように、プレイルームや絵本を備え、内装を子ども向けに設計することもあるかもしれません。
このように、診察内容次第でどのような患者様が来院するのかが変わるため、患者様にあった最適な備品を選ぶことが重要です。
3. 業務効率を図れる備品を選ぶ
慢性的な人手不足が続いている医療業界では、事務作業の効率化をはかるため、DX化の動きが急速に進んでいます。近年では小規模なクリニックでも電子カルテや自動精算機、診察券発行システムなどの導入が増えてきています。
クリニックのDX化は、事務作業の効率が高まるだけではなく、さまざまなことがデジタル化されることでミスの軽減や働く職員のストレス低下にも効果を発揮することがあります。
これからクリニックを開業するという方はあらかじめ業務効率化なども意識した備品の選定を意識するとよいでしょう。
ナテックでは保険診療を行う小規模なクリニックでも導入しやすいセミセルフレジや自動精算機の販売を行っています。クリニック向けに設計された機能を多数備えておりますので気になる方はぜひお問い合わせください。
またナテックでは電子カルテと連携した診察券発行システムを販売しています。
リライトカードの作成やカードプリンターなど必要な備品も含めて対応できるため多くのお客様からもご好評いただいます。診察券発行システムの事例記事はこちらでご紹介しています。
▼事例記事:患者が納得・信頼できる医院のあり方を求めて、 診察券発行システムなどを構築
4. 物件のスペースにあわせる
物件のスペースを確認してから備品を選定、購入することも重要です。
例えば、受付のバックオフィス側にスペースがない場合は、カルテを省スペースで収納できるラックを配置したり、そもそもカルテを紙で管理しなくて済むように電子カルテの利用を検討したりするとよいかもしれません。
待合室に設置する椅子やテーブルのサイズも、物件に収まるのかだけではなく、実際に患者様が来院されたときに動線を妨げないサイズ感になっているのかを必ず確認しましょう。
5. 備品・設備への投資はコスト計算が必須
備品は収支を意識して投資を行いましょう。
クリニックの開業には、机や椅子などの家具から、血圧計や診察台・医療衛生材料などの医療機器、セミセルフレジや自動精算機などの会計機器に至るまで、さまざまな備品が必要です。
勤務医からクリニックを開業する場合、使いなれた医療機器を利用したいと思う方も多いですが、ここは経営者としての厳しい目線でコスト計算を行い、限られた条件の中で選定と導入を行いましょう。
収支を意識して備品を選定する際には、使用頻度や必要経費、得られる利益を考慮して判断することが重要です。
6. 備品の購入は保証期間やサポートのありなしを要チェック!
ペンや包帯などの消耗品であれば問題ないですが、会計機器や医療機器などの比較的大きな備品は、保証期間やサポートの有無を確認してから購入するようにしましょう。
製品や販売元によって、製品の機能だけでなく、費用形態やサポート体制、保証期間等も大きく異なります。大きな備品は長期間利用するため、比較検討期間をしっかりと確保して慎重にご自身のクリニックにあったものを選定しましょう。
7. 設備や備品はリースやサブスクでも油断禁物!
医療機器やセミセルフレジなどの会計機器には、レンタル・リース・サブスクリプション・買い切りなどのさまざまな費用形態があります。
レンタルやリース、サブスクリプション型の製品の場合、費用形態は月額制であることが一般的です。そのため初期導入費用を安価に抑えられるメリットがあります。その反面、契約を継続していくランニングコストが発生し、使い続ける限り費用が発生します。
一方で買い切りモデルの製品は初期導入費用のみで利用することができるため、その後のランニングコストがかからないメリットがあります。長期間かつ頻繁に利用する備品におすすめです。ただし、メンテナンスのサポートなどを希望する場合には、別途保守契約を必要とすることがあるため注意が必要です。
どのような方法で備品を揃えるかは開業時の準備資金や診療コンセプト、使用する頻度等でも異なります。前述のコスト計算とあわせて運用シミュレーションから検討してみてください。
クリニック開業時には違算を防ぎ、業務効率を高める自動会計機器の導入がおすすめ
保険診療が主体の日本の医療機関において、クリニックの会計業務では煩雑で難しい事務処理が要求されます。この点で医療機関の人件費が嵩み、経営を圧迫しているケースも少なくありません。
また、会計作業の人的ミスにより違算が発生した場合には、クリニックの利益に影響するだけでなく、ミスをした職員の精神的な負荷にも繋がります。
こうしたリスクを避けるには、クリニック開業時から会計業務の自動化を検討し、ご自身のクリニックに最適なシステムを導入する手法がおすすめです。
精算システムにはフルセルフレジ(自動精算機)とセミセルフレジがあります。クリニックの診療コンセプトやお客様対応の方針によって、適切なシステムは異なります。自動会計機器の導入については次の項目で詳細にご説明していますので、ぜひご覧ください。
また、どのような自動会計機器を導入するべきか迷われている方は、ナテックがお客様にあった会計システムをご提案いたします。どうぞお気軽にお問い合わせください。
クリニックの会計業務効率化を目指すなら『自動精算機』
自動精算機は患者様ご自身で画面操作から支払い情報を登録し、会計、精算を行う無人会計機器で「フルセルフレジ」とも呼ばれます。
自動精算機を導入することは、クリニックにも患者様にも多くのメリットがあります。クリニックにとっては精算に人員を配置する必要がないこと、会計ミスの減少が期待できること、会計の締め作業が効率化できることなどが挙げられます。
一方で患者様のメリットは自身のタイミングで会計できることによる待ち時間の短縮、現金の授受による感染リスクの軽減、キャッシュレス決済の利用などがあります。
ただし、自動精算機は比較的サイズが大きいものが多いため、選定時は実際の製品サイズを確認するようにしましょう。
これまではその大きさから総合病院などの大規模病院での利用率が高かった自動精算機ですが、近年では小規模病院やクリニック向けの自動精算機器も見られるようになりました。
ナテックではクリニック向けに設計した業界最小のコンパクトな自動精算機「FlexcomPay」を販売しています。自立型、卓上型と設置方法を選ぶことができるため、限られたスペースでもご利用いただける自動精算機です。
クリニック向けの製品のため、レセコンとのデータ連携も可能です。また、高齢者が多いクリニックでも利用できるようユーザーに配慮した画面設計と音声ガイダンス機能で、トラブルも最小限に抑えられます。
クリニックのイメージにあわせてご選択いただける6色のカラー展開も魅力のひとつです。
患者様とのコミュニケーションも大切にしたいなら『セミセルフレジ』
クリニックの会計機器は自動精算機以外にもセミセルフレジという方法があります。
セミセルフレジは、スタッフが会計情報を登録して患者様が会計する有人タイプの会計機器です。
メリットとして、近くに医療事務スタッフがいることから、電子機器の取り扱いが苦手な方や操作に不慣れな患者様でも安心して利用できる点が挙げられます。
全てを自動的に行う自動精算機(フルセルフレジ)は業務効率を最大化させるという観点において非常に有効ですが、患者様とのコミュニケーションが減ってしまうデメリットもあります。
違算のリスクをなくし業務効率も向上させながら、お客様とのコミュニケーションも大切にしたいというクリニックには自動精算機と有人レジのいいところを掛け合わせた会計機器である「セミセルフレジ」の利用が最もおすすめです。
ナテックではクリニックに特化したセミセルフレジを取り扱っております。
高齢者も利用しやすいシンプルなインターフェースや、大きな画面、音声ガイダンスで患者様をサポートいたします。キャッシュレス決済の種類も幅広く展開しており、クリニック経営をする中で気になる決済手数料も安価に設定しています。
クリニックに導入する自動会計機器については別の記事でも紹介していますので、ぜひ読んでみてください。
▼関連記事:クリニックには自動精算機?それともセミセルフレジ?
ナテックでは、自動精算機やセミセルフなど医療機関に特化した会計機器を取り扱っています。
導入に不安のあるクリニックには問題解決のソリューション提案も行っておりますので、ご興味のある方はぜひお問合せください。
電子カルテと連携できる診察券発行システムはクリニック開業時の導入がおすすめ
クリニックであれば必ず発行する、診察券。
普及進む電子カルテと連携することで患者様の情報も早く、正確に確認することができます。
また、リライトカードで診察券を作成すれば次回予約を印字して簡単に診察券から次の予約を確認することも可能になるでしょう。診察券を通してさまざまなシステムと連携することで、クリニックの業務効率化はもちろん、患者様の満足度向上にも繋がります。
ナテックでは、電子カルテはレセコンと連携可能な診察券発行システムを販売しています。ご状況や理想にあわせて診察券の作成やカードプリンターの販売を行っております。
まとめ
クリニックの開業には多くの準備が必要なため、可能な限り早い段階から準備をしておくことが重要です。
中でも備品は、医療器機以外にも家具や会計機器、消耗品などさまざまなものが必要です。判断基準が難しかったり、想定外の出費が発生してしまうリスクがあったりと、備品選びは意外にも時間のかかる工程のため、選定から納入までは6か月程度余裕をもって計画的に進めていきましょう。
この記事でご紹介したチェックリストもぜひ参考にしてみてください。