2023.07.03
  • #医療ソリューション
  • #仕事効率化
  • #時短

セミセルフレジとは?意外と知らないセルフレジとの違いと特長

(最終更新日:2024.04.19)

セミセルフレジとは?

セミセルフレジの導入を検討しているものの、セミセルフレジとセルフレジ(フルセルフレジ)の違いがよくわからないという方も多いのではないでしょうか。
本記事では、セミセルフレジとセルフレジ(フルセルフレジ)、有人レジとの違いや、導入のメリット・費用などについて解説します。
セミセルフレジの導入をご検討中の方はぜひ参考にしてみてください。

ナテックではクリニックに特化したセミセルフレジセルフレジをご用意しています。
自院にあった医療用精算機を見つけたい方はぜひ一度ご相談ください。

セミセルフレジとは?

セミセルフレジとは、レジスタッフが商品やサービス情報をレジに登録し、購入した顧客が自身で支払いを行うレジです。
会計時の混雑を防げることから、大手スーパーを中心に普及されており、現在では小規模なクリニックや薬局など医療業界でも導入が拡大しています。セミセルフレジは会計時の混雑を解消できるだけでなく、レジスタッフの作業負担が軽減できたり、人との接触が最低限で済むため、感染症予防の観点からも需要が高まっています。

有人レジ・セルフレジ(フルセルフレジ)との違い

レジには、セミセルフレジの他にも、「有人レジ」と「セルフレジ(フルセルフレジ)」があります。それぞれのレジタイプとメリット・デメリットは以下の通りです。

 有人レジ

ž   従来の会計方式。従業員が支払い情報をレジに登録し、顧客の支払方法に合わせて従業員が決済作業を行う

ž   決済作業が完全に終わるまで次の顧客の対応ができないため、混雑する場合がある

 フルセルフレジ

ž   顧客が自分で支払い情報を打ち込んだりスキャンしたりして登録し、自身で決済する(商品を置くと自動で商品情報を読み取るものもある)

ž   人と接触せずに決済を行える

 セミセルフレジ

ž   従業員が支払い情報を登録し、顧客が自身で決済作業を行う

ž   機械になれない方でも比較的扱いやすく、利用するハードルが低い

ž   支払い情報を登録するレジスタッフが1人は必要になる

セミセルフレジを導入している主な業界

では実際にどのような業界でセミセルフレジは使われているのでしょうか。セミセルフレジを導入している主な業界について紹介していきます。

普及が進むスーパーやコンビニなどの「小売業」

セミセルフレジをよく見かける場所として真っ先に思い当たるのはスーパーやコンビニなどの小売業ではないでしょうか。ここ数年で普及が急速に進んでおり、多くの店舗でセミセルフレジが見られるようになりました。一般社団法人全国スーパーマーケット協会の調査によると、スーパーでのセミセルフレジ設置率は上昇傾向で、2022年時点の設置率は75.1%であることが分かりました。
スーパーやコンビニ、飲食店、薬局など客層が幅広い業界では、機械に不慣れな顧客も訪れるため、フルセルフレジより比較的取り扱いやすいセミセルフレジを導入するケースが多いようです。

出典:2022 年スーパーマーケット年次統計調査報告書|一般社団法人 全国スーパーマーケット協会

人手不足が深刻化している「医療業」

セミセルフレジは近年、医療業界でも普及が広まっています。
医療業界では、少子高齢化や流行り病などの影響により慢性的な人手不足が続いています。大きな総合病院や大学病院ではDX化が積極的に行われ、早い段階から自動精算機(フルセルフレジ)の導入が進んでいました。近年では町の小規模なクリニックでも比較的扱いやすいセミセルフレジの導入が進んでいます。
ナテックでは小規模な病院やクリニックに特化したセミセルフレジをご案内しています。詳細はこちらからご覧ください。

医療業がセミセルフレジを導入するメリット

クリニックの受付で会計する人

近年では医療業界でも普及が進んでいるセミセルフレジ。ではなぜ小規模なクリニックや薬局などで導入が進んでいるのでしょうか。ここからは、医療業界でも特に小規模なクリニックがセミセルフレジを導入するメリットについてみていきましょう。

クリニック側のメリット

ここではまずクリニック側にどのようなメリットがあるのかご紹介していきます。

感染症防止対策になる

高齢者の利用が多い医療機関では、感染症対策も万全にしておかなければなりません。セミセルフレジを導入することで人との接触を最小限に抑えられるため、感染症対策としても有効です。
例えばクリニックの受付にセミセルフレジを導入すると、現金を直接受け渡さずに会計が可能になるため感染リスクが低下します。抵抗力の弱い子どもや高齢者も訪れる医療業界にとって、衛生環境や安全性の保持にも繋がるセミセルフレジの導入は大いに役立つでしょう。

レジ業務の効率化につながる

セミセルフレジの導入で会計作業を自動化できるため、混雑しがちな受付での業務効率化につながるでしょう。時間のかかる会計業務をセミセルフレジに任せることで、他に助けを必要としている患者様の対応に回ることが可能となります。

違算金が発生しにくくなる

違算金が発生しにくくなることも、メリットの一つです。人の手で医療費の会計業務を行う場合、多忙な時間帯などは、金銭の数え間違いなど小さなミスが起こる可能性も高くなります。
セミセルフレジでの精算の場合、釣り銭の計算は自動的で行われるため、計算ミスや渡し間違いを防止することができます。 また、開院準備や締め作業時に行う現金管理の場面でも、作業時間の大幅な短縮や計算ミスによる従業員のストレス軽減が期待できるでしょう。

患者様側のメリット

セミセルフレジの導入はクリニックだけでなく患者様にもさまざまなメリットがあります。ここからは患者様側が得られるメリットを紹介します。

会計までの待ち時間、会計時間が減る

セミセルフレジを導入することで、会計までの待ち時間や会計にかかる時間を減らすことができます。
セミセルフレジは支払い工程を患者様自身で行うため、レジの回転率も有人レジに比べて高くなります。また、患者様自身でスムーズに支払いを終えることが可能になり、会計にかかる時間の削減にもつながるでしょう。

困ったときにコミュニケーションがとりやすい

セミセルフレジは従業員の間近にあることが多く、困ったときにコミュニケーションが取りやすいことも強みです。会計作業中にわからないことがあった際にも、受付スタッフに気軽に尋ねることができるため、苦手意識のハードルが低くなるでしょう。
ナテックのセミセルフレジは、背面のタッチパネルで患者様の代わりに操作できる機能もあります。 音声機能も搭載しておりますので、操作に不慣れな患者様にも好評です。ナテックのセミセルフレジについてはこの記事の最後で紹介しています。気になる方はぜひ確認してみてください。

▼クリニック向けセミセルフ自動精算機システムならナテックへ

このようにセミセルフレジには、クリニック側のメリットだけではなく、実際に利用をする患者様側にとってもメリットとなるレジシステムです。

セミセルフレジの導入費用はどのくらい?

計算している人

セミセルフレジの導入にあたって、やはり気になるのが費用面ではないでしょうか。導入するセミセルフレジのモデルなどによっても費用に差があるため、ここでしっかり確認しておきましょう。

セミセルフレジの料金体系

セミセルフレジには、「月額モデル」と「買い切りモデル」の2つの料金体系があります。それぞれにメリットとデメリットがあるため、以下を参考にしながら比較してみてください。

月額モデル

月額モデルには、「レンタル」「リース」「サブスク」の3つのサービスがあります。文字通り、利用するためには月額料金が発生しますが、初期の導入費用は比較的安価に済むケースが多いのが特長です。
とはいえ、導入費用を安く抑えられる分、使用を継続する限り毎月の利用料を支払わなければならないため長期間の利用を検討している人にはデメリットになることが考えられます。

買い切りモデル

買い切りモデルは、初期導入段階で費用を支払って購入し、永続的に使用することが可能です。セミセルフレジの価格相場は約165~200万円程度と、初期導入費用が高額になることがデメリットとして挙げられますが、購入後は自社の所有物として使用できるため、保守料金以外の月額料金が一切かからず、ランニングコストを抑えられるメリットがあります。
ナテックのセミセルフレジは買い切りとリースを選択可能です。詳細はこちらのページからご確認ください。

保守費用について

保守費用はシステムが不具合を起こした際などに、正常な状態に戻すための費用となります。ソフトの不具合対応や操作方法について相談や機械の性能を保持するための点検・調整・修理などに必要な費用です。月額モデルでも買い切りモデルでも保守費用は必要となります。セミセルフレジを購入する企業によってサポートの対応内容や費用も大きく異なるため、セミセルフレジの導入を検討する際には、保守費用もあわせて確認しておきましょう。
ナテックではお客様が安心してセミセルフレジをご利用いただけるように、保守サービスをご用意しています。詳細はこちらからご確認ください。

初期費用を抑えるためには補助金・助成金の利用がおすすめ

セミセルフレジの導入に際しては、「職場改善」を目的とする補助金と、「設備投資」を目的とする助成金を利用できる可能性があります。それぞれの違いは以下の通りです。

補助金

国や自治体の理想に貢献した事業者に対して、返済不要の資金提供を行なってくれる給付金制度

助成金

主に労働環境の改善や整備を目的として、返済不要の資金提供を行なってくれる給付金制度

助成金や補助金については日々状況が変化していきます。
ナテックでは助成金や補助金の利用が可能かどうかも含めてソリューションの提案を行なっておりますのでどうぞお気軽にお問い合わせください。

クリニック向けセミセルフ自動精算システムならナテックへ

ナテックでは、小規模な病院やクリニックに特化したセミセルフレジを取り扱っています。以下では、ナテックが扱うセミセルフレジの特長を紹介します。

誰でも簡単でわかりやすい「簡単操作インターフェース」

ナテックのセミセルフレジなら、簡単4ステップで会計までスムーズに行うことができます。操作手順は、以下の通りです。

    1. 「会計」ボタンを押す
    2. 領収書に記載されているバーコードをスキャンする
    3. 請求金額が表示されるため、支払方法を選ぶ
    4. 手順に従って精算し、「確認」ボタンを押す

高齢者にも安心!「大きめモニター」

ナテックのセミセルフレジは、モニターが大きく、見やすいことが特長です。一般的なセミセルフレジの画面は比較的小さいものが多いですが、高齢者などが多く訪れるクリニックでは、大きい画面・見やすい文字であることが重宝されます。ナテックのセミセルフレジは、画面の大きさに加え、操作もしやすく、高齢者でも安心して利用できるでしょう。

使いやすさにこだわった「音声案内機能」

ナテックのセミセルフレジには音声案内機能が搭載されているため、画面上の文字案内と合わせて、よりわかりやすく会計案内をすることが可能です。初めて利用する方や、高齢者などセミセルフレジの利用に不安がある方をサポートできます。

どんな支払いにも対応!「豊富なキャッシュレス決済」

対応しているキャッシュレス決済

キャッシュレス決済に対応しているため、違算の発生防止や感染症対策にも有効です。
また、ナテックのセミセルフレジは、他社より多数の決済方法に対応していることも特長で、ほぼすべてのクレジットカードのほか、交通系、WAON、QR決済(PayPay,楽天Pay)などの電子マネーにも対応しています。キャッシュレス決済にすることで、会計時間の大幅な短縮につながります。

小規模病院・クリニックが気になる決済手数料もナテックなら安心!

ナテックのセミセルフレジでは、キャッシュレス決済に伴う決済手数料を抑えられます。
キャッシュレス決済は、本来収入になるはずの金額から決済サービス会社に規定の手数料を支払わなければならず、それを負担に思う小規模な病院やクリニックは多いのが現状です。決済手数料は、キャッシュレス化が医療業界で浸透しない要因の一つとして考えられます。 そこでナテックでは、小規模な病院・クリニックに特化した比較的安価な決済手数料の提供を可能にしました。
決済手数料と使い勝手を含めて気になる方はぜひナテックまでお問い合わせください。

まとめ

近年、小売業から医療業界まで普及が広がっているセミセルフレジ
セミセルフレジはセルフレジ(フルセルフレジ)と有人レジのいいところをあわせたようなレジシステムで、店舗側の業務効率改善だけでなく顧客側にも多くのメリットをもたらします。スーパーなどの小売業だけでなく、慢性的な人手不足が続く医療業界でも近年では普及が拡大してきています。
セミセルフレジは販売企業によって使い勝手や料金体系に大きな違いがあるためメリット・デメリットをよく比較しながら導入を検討するのがおすすめです。