導入事業者を地区ナンバーワンへと押し上げたタクシー向けポイントサービスとは

「得タクネットワークサービス」とは、タクシー乗車ごとにポイントが貯まり、貯まったポイントを商品券などに交換できるサービスだ。同社はこのサービスを運営し、ポイントカードと決済端末をタクシー事業者に提供している。 「タクシー事業者様には、『得タクポイントカード』を自社ポイントカードの位置付けでご利用いただいています。現在タクシー業界には8,000ほどの法人がある中で、約8割は保持台数が30台以下。小規模であればなかなか自社でのポイントサービス運用まで手が回らないものですが、『得タクネットワークサービス』なら顧客データの登録やポイントの管理、景品の発送などを一括して弊社で請け負いますので、リソースをお持ちでない事業者様にも手軽にポイントサービスを導入していただくことができます」

日常において支払時にポイントカードを提示することは、今や当たり前の光景。「得タク」は独自ポイントだけでなく「Tポイント」や「楽天ポイント」など大手サービスとも提携しているのが強みだ。現在、地方都市を中心に北海道から沖縄まで約270のタクシー事業者がこのネットワークに加盟している。 「首都圏と違い地方でのタクシー利用といえば、電話で配車を依頼するのが主流。その際、ポイントサービスがあれば大きなアドバンテージとなります。カードの裏面には各社ごとの電話番号を記載していますので、会員様は電話帳などでタクシー会社の連絡先を調べる手間もありません」

ナテックは、このサービスの肝とも言えるポイントカードのプロダクトを行っている。そこには、ユーザーを思い遣る小さな工夫があった。

「ナテック様のご提案で、新規カードには会員番号が記載されたシールを付けるようになりました。このシールを入会申込書に貼付することで、お客様が番号を手書きする煩わしさを省くだけでなく誤記によるトラブルも最小限に抑えられています。また、カードのスピーディーな納品や小ロットでの生産、事業者ごとのオリジナルデザインにも対応していただき、タクシー事業者様からも喜ばれています」

2005年の開始以来、着実にユーザーを増やしている「得タク」。サービス導入により成果を挙げたタクシー事業者も多いという。

「導入いただくことで売上が地区ナンバーワンになった事業者様もいらっしゃいます。ライドシェアの実証実験が開始されるなどタクシー業界を取り巻く環境は日々変化していますが、タクシーへのニーズは変わらないはずなので、今後もパートナーであるナテック様とともにより良いサービスを提供し続けられたらと思っています」