
世界標準の非接触ICカード
MIFAREはNXPの有名なブランドで、幅広い非接触IC製品で、120億個以上の非接触ICとデュアルインターフェースICを販売しています。
デュアルインターフェースICを販売しています。MIFAREは、世界中で40以上の異なるアプリケーションで使用されています。
製品ラインナップ
【MIFARE Classic EV1 1K (MIFARE Standard 1K)】
MIFARE Classic EV1 1KはNXPセミコンダクターズ社が製造する非接触ICチップで、非接触ICカードとしては世界で最も広く活用されているカードです。
※ 基材に生産過程で排出するCO2が少なく、枯渇性資源(石油)を抑制できる"リサイクルPVC"を選択する事も可能です。
【MIFARE Classic EV1 4K (MIFARE Standard 4K)】
MIFARE Classic EV1 1Kのメモリ容量が4倍の4K Byteになったタイプです。多くのデータをICカードに保管する必要がある場合などに活用がされます。ICリーダによっては、MIFARE1Kで対応していてもMIFARE4Kが読取出来ないタイプもございます。
【MIFARE Ultralight EV1】
磁気ストライプ、バーコード、またはORコードシステムに適した非接触型の代替品で仕様されることが多いです。強化された機能とコマンド セットにより、より効率的な実装が可能になり、システム設計の柔軟性が向上します。UIDのみを利用するだけでも良いですし、ユーザーメモリも持っていますので、自前で書込みも可能です。
【MIFARE Ultralight C】
NXPセミコンダクターズ社は、近接結合デバイス(PCD)と組み合わせて非接触型スマートチケットまたはスマートカードで使用するために、MF0ICU2を開発しました。コミュニケーション層は ISO/IEC 14443 Type-A の標準のパート 2 そして 3 に従います。MF0ICU2は、主に公共交通機関、イベントチケット発券、ロイヤルティアプリケーションなどの限定的な用途向けに設計されています。メモリー構成はシンプルですが、3DES鍵での認証が搭載されたチップとなっており、MIFARE1Kよりもセキュリティは高く運用が出来ます。NFCにも対応しており、スマホアプリなどでも使用が可能です。日本国内での流通はあまり多くないため、その分コストは少し高めになっております。
【MIFARE Plus】
MIFARE Claisscの互換性を持ったチップです。MIFARE Claisscと同じように使用することも可能ですし、セキュリティレベルを上げてAES鍵での認証を行うことも可能です。基本的にMIFARE Claisscと同様のメモリー構成になっているので、入退室などのMIFAREを使用したシステムの移行期での利用が可能になってきます。
【MIFARE DESFire】
MIFAREシリーズの中でもセキュリティ性はかなり高いチップです。タグ・ラベルでは日本では2023年より車検証でも実用されており、国によってはパスポートなどにも利用されており、セキュリティの高い運用を求める場合、利用価値があります。メモリ構造もカード内にアプリケーション、ファイルの設定を自ら行う必要があるため、使用するにはそれなりの知識が必要になってきます。
‐MIFARE マイフェアの特徴
【UIDについて】
Mifareの(N)UIDとは、(No)Unique Identificationの略でMifareカード固有の製造番号です。ICカードのオープンエリアに書き込まれており、IDカードの入退室管理システムや勤怠管理システムなどでは、この(N)UIDを認証キーとして利用されるケースもあります。
【AES暗号について】
米国の国立標準技術研究所(NIST)によって制定された暗号化規格です。 MIFARE Plus(マイフェアプラス)等に採用されています。
【ISO/IEC 14443-4】
MIFARE Classic(Standard)を除くMIFAREファミリーは「ISO/IEC 14443-4」に準拠し、小電力IC通信技術 (RFID) の国際規格となっております。規格の中には「type A」「type B」と二種類の規格が分かれてます。
【NFCとは】
「NFC」とは、ソニーとフィリップスが共同開発し、国際標準規格として承認された、近距離無線通信技術です。13.56MHzの周波数帯を使い、最大速度212Kbpsの通信を行う技術です。日本国内やアジアで普及しているFeliCaや、世界中に普及しているMifareなどの非接触ICカードの上位互換です。