アースシフト様
株式会社アースシフト 様
  • 建築
  • CCUS ICリーダー

「建設キャリアアップシステム」を 早期に導入し、若手技能者の育成に注力

アースシフト:北條様と青木様

土木建設工事やインフラ保全事業を全国で展開する株式会社アースシフト様では、2020年4月に「建設キャリアアップシステム」を導入、運用にあたってナテックのICカードソリューションを採用された。その理由や運用状況などについて、総務部係長の北條元博様と建設部係長の青木亮様にお話しいただいた。

業界の未来を見越してシステム導入を早期に決定

静岡県に本社を置く株式会社アースシフト様は1983年創業、社員数約80名の総合建設会社。道路や河川などの土木建設工事、建造物の点検・調査・補修工事を一括して行うインフラ保全事業のほか、完全防水耐震地下シェルター「SOTOCHIKA(ソトチカ)」の開発・販売を行っている。

アースシフト:外観

アースシフト様では、「建設キャリアアップシステム」の運用がスタートして間もなく、社内で検討を始められた。北條様は「いずれはすべての建設会社に導入が求められることになると考え、将来を見越していち早く導入することにしました」と語る。

「建設キャリアアップシステム」は国土交通省と建設業界が協力して推進する制度だ。建設業に従事する技能者の資格や就業実績などを業界共通のルールでデータ化して蓄積することで、技能の適正な評価、処遇の改善につなげるようというもの。建設業界の人材不足や技能者の高齢化を背景に生まれたもので、若手の入職、優秀な技能者の育成を目指している。

時代を先取りしながら社会に貢献
アースシフト:入口
アースシフト:エントランス

公共工事に携わることの多いアースシフト様。「新しい取り組みには手間もコストもかかります。ですが、導入意義を強く感じ、早く着手しようと動きました」と北條様。地下シェルターをはじめ、コロナの状況を受けて非接触検温製品を扱うなど、“時代を先取りしながら社会に貢献”を目指す企業体制だからこそ。2020年4月にはシステムを導入し、運用に必要なカードリーダーにはナテック製を採用された。一番の決め手は「対応のよさ」とのこと。インターネット通販サイトをきっかけに、対応の早さや丁寧さなど、ナテックのサポート力を高く評価いただいた。

システム活用で従業員のモチベーションアップにも

CCUSカードをスキャン

アースシフト様では、これまでに約20の現場で「建設キャリアアップシステム」を導入されてきた。現場の従業員一人ひとりがICカードを持ち、入退場する際にICカードをカードリーダーに読み取らせる。当初は、ひと手間増えることに対して懸念する声もあったそうだが、「実際に導入してみると、すぐに慣れるし、たいした手間でもありません」と青木様。「むしろ、どうすれば上のレベルに行けるのか、現場の従業員が関心を持つようになった。モチベーションアップにつながっていると思います」と話していただいた。

「建設キャリアアップシステム」はレベルが4段階あり、レベル1はホワイトカードで、ステップアップするたびにカードの色が変わり、一番高いレベル4になるとゴールドカードが発行される。レベルごとの基準がはっきりしているため、キャリアアップのひとつの指標になるという。青木様はゴールドカードの保持者だ。「導入に当たっては北條によって説明会が開催され、意義から運用まで社内に浸透しました」

これからも、できる範囲で進めていきたい
より良いものを取り入れたい

ただ、現場事務所のない小さな現場やインターネット環境が整っていない僻地など、「建設キャリアアップシステム」を導入するのが難しい場合もある。しかし、「これからも、できる範囲で進めていきたい」と北條様。「より良いものを取り入れたいというのが社の方針。今は公共工事の現場だけですが、ゆくゆくは民間会社の土木建設工事やインフラ保全事業でも導入を進めたい。また、社内の人事評価制度にもリンクさせて若手技能者の育成に役立てたいと考えています」

今後もナテックでは、お客様の声をお聞きしながら、さまざまな現場で役立てていただけるICカードソリューションを開発・提供していきたい。

「株式会社アースシフト」公式サイト >>

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